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町田 梨華

21歳の今、思うこと

こんにちは!

『ひとひら』監督の、町田梨華です。

先日、早稲田松竹での上映試写にお邪魔しました。

早稲田に入学して3年間、通っていたあの名画座で自分の関わった映画が流れるなんて!本当にすっごくすっごく嬉しいです。

「早稲田松竹」を初めて聞いたのは、早稲田文学部に合格して、一番お世話になった国語の先生に報告したとき。

早稲田出身で、タナゴを飼っていて、太宰治をぶっきらぼうに治呼ばわりしていて、話すとき首が傾く癖のあるオジさんでした。

先生の後輩です!と報告したら、

「早稲田の杜で人間を磨いて、ますますイイ女になれよ。成人したら、一緒に早稲田松竹に行って、酒でも飲もうか」と締めくくられる、こじゃれたメールを貰ったのを思い出しています。

そんなことを思い出しながらスクリーンを観て、静かに高揚を感じて、そして、撮影してからもう3ヶ月も経ったことに気づきました。懐かしいような儚いような気持ちになりました。

ジャスをはじめとして、たくさんの知らなかった人と出会って、1つのものづくりのためにむき出しだったあの貴重な時間。夏には、脚本のことで喧嘩して泣いた日もありました。

全力を傾けていれただろうか?

私は、人間を磨いて、イイ女になれている?

お世話になった人たちに恥ずかしくない私になれている?

この自問自答はずっと続いて行くんでしょうけど、

一抹(むしろ百抹)の不安や後悔もありますけど、

とりあえず、この大学に入学して、だめだめな部分もありながら色々と選択してやってきたことって糧になってる、無駄ではないって思えます。

今はまだ素直に向き合えない部分もありますが、『ひとひら』が誰かの何かになれますように。自分の中で支えになる作品になってくれますように。

語っちゃった!

とにかく、特別な場所で公開です。

早稲田松竹 3月24日・26日の19時から。

観に来て!

町田梨華

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