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執筆者の写真早稲田大学 映像制作実習

映画作りの役職

  こんにちは、「もぐり」班の出野龍郎です。僕はこの前の9月に卒業し、今は地元のバーで働くフリーターです。去年の11月下旬ごろ、「めぐみ」班のカメラマンを務めた夏井と新宿で飲んでいた時、最後の元になった脚本が上がり、それを読んだ僕は次の日の授業からもぐることになりました。


新宿 思い出横丁

  その日は初めて班員に出会い、授業後にタイ料理を食べに行きました。そこにいたのは監督道岡、美術古屋、音声松本、カメラ夏井と僕でした。後に現場でこの4人と、制作大澤、制作八杉、助監督田中、助監督藁谷、照明目山と会い、主演村田さん、母役宇田川さん、実父役ますいさん、義父役美馬さん、講師役稲葉さん、他生徒役白鳥さん(後ろの2方は実際に会えなかったが)にも出会いました。皆さんにこの場で感謝します。ありがとうございます。



  改めまして、「めぐみ」班の出野です。ここまでつらつらと役職を書いてきましたが、僕の役職はよく分かりませんでした。普段カメラを撮っていたので、カメラのヘルプとして呼ばれ、現場ではカメラ位置、カット割りを共に考え、三脚を立て、フォーカスし、撮影もしていました。ただカメラの夏井は演出を考えたり、監督道岡はカメラ位置やカット割りに悩んだりしている間、一番自分が何を出来るのか考えていました。その2人がどうしたいのか、役者がどう動くのか、三脚の場所高さ、カメラの画角、ピントの位置、照明、マイクはどこから取れるか、カーテンの締り具合はどうかなど、ずっと考えていて、常に全体を見ていたという訳ではなく、ただみんなが動いている中、何をしようかなといった感じでした。そうして撮影も終わると、編集作業を監督道岡が始めていました。おそらく僕も編集をするのだろうと感じながら、道岡のHDDが壊れ、授業で映像を流せず泣いている道岡を隣で見て、その授業後から僕の家で編集合宿が始まりました。



  編集合宿中は、基本的にパソコンの前にへばりつき、監督道岡と作業をしたり、カメラ夏井とカラコレをしたり、音声松本古屋と整音をしたり、みんなのご飯を作ったり、夜にバイトで抜けて深夜3時過ぎに戻ってきたり、寝る間を惜しむというよりも、ただその全てに夢中になっていました。そうしている内に、上映会当日になり、書き出しをしながら大隈講堂に向かい、大澤さん田中くん藁谷くん達の「めぐみ」班の班員、上映会スタッフの方達に助けられ、無事上映でき、打ち上げまで行くことができました。



  今は2月15日の朝8時、今日までの沖縄国際映画祭の提出に向け書き出し作業をしています。これがおそらく最後の書き出しになると思います。初めてこうして振り返ると、役職など置いておいて、映画づくりに夢中になっていたのだなと実感しました。もうすぐ書き出しが終わるみたいです。監督道岡は寝ながら「う~」と唸り、美術古屋は机に突っ伏して寝ています。そろそろ2人を起こしてDVDを焼く作業に移ります。ここまで読んでくださりありがとうございます。またいつか

文責 出野

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