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執筆者の写真早稲田大学 映像制作実習

モノを作るということ

こんばんは。今回は湛えて班からの投稿となります。


先日の上映会にお越しくださった方々、誠にありがとうございました。

当日は多くのお客様がいらっしゃり、先生および生徒共に少々驚いたと同時に、嬉しさを感じました。





詳しい上映会の様子などは監督が書いていただけるとして、今回は「モノを作る」ということについて本講義にて学んだことを勝手ながら書かせていただきたいと思います。


映像制作実習では、様々な個性・役割を担った人々が一つの作品を作り上げます。

それぞれ異なる仕事をし、異なる考え方をしているが、同じ方向を向かなければならない。


これがモノ作りの醍醐味でもあり、一番大変な部分。


モノというのは、映像でも洋服でもそうですが、簡単に作り上げることのできるものじゃない。


様々な人々が一つのモノに携わります。

魂のこもった、言わば作り手達の分身だと私は思います。


その時、携わる人々それぞれがやりたい事を好き放題モノに落とし込んで良いでしょうか。違いますよね。


それでは折角の個々の強みが活かされず、むしろ醜いモノとなってしまう。


指針、つまり軸が必要な訳です。

その指針あってこそ、個性が活きてくる。


指針にそれぞれの個性を乗せていく事で一種の化学反応が起こり、その作品に良い色がついてきます。





湛えて班は、良い意味で癖の強い学生が多く、まとめるのが大変だったかもしれません。


早坂・高野・佐藤(け)などが上手くこの強烈な個性達をまとめあげ、同じ方向を向かせてくれましたね。

彼らは指針となるものを作ってくれました。

だからこそ、あの特有の味のある作品ができたと感じています。





さて、「モノを作る」ということについて話が戻りますが、もう一つ大事な点があります。


それは、「圧倒的に地味な作業の積み重ね」ということです。




一つのシーンでも多大な時間を要することが何度もあります。

何気ないシーンに見えても実は何テイクも行なっていたり。

華やかに見えるシーンでも、裏側では意外に見窄らしい地味な雰囲気で撮影してたり。


湛えての場合では、照明部が頑張ってくれましたね。

照明にこだわったからこそ、シーンの見栄えが断然に変わってくる。

しかし、裏側では照明の調整を何度も何度も行うなど泥臭い面もあったり。


最終的にできる作品自体は編集なども加わり、世界観が観ている方に対して受け取りやすいものとなるわけですが、実際の現場は華やかな面だけじゃないどころか、地味な試行錯誤の繰り返しなんです。




「モノを作る」というのは、こういった側面を持ちますがやっぱりやめられない。

自分はカメラマンとして撮影をしたのですが、自分の撮ったものが編集によって一つ一つ点と点が繋がっていく。

上映会で観た時、映像制作の皆様はそれぞれが感じたことなのではないでしょうか。

大変な事も多いけど、やっぱりやめられない。モノ作りって素晴らしい。


文責:上岡


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