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執筆者の写真早稲田大学 映像制作実習

『もぐら』スタッフ奮闘記②

もぐら班2回目のブログ更新です。

今日は車内撮影の話をしようと思います。

まず、これがもぐらのあらすじです。



"川崎のデリヘルで働いているあおいは「ハル」という名前で客に体を売る毎日。

ある日、風俗嬢のあおいは新人ドライバーのけいたと出会う。

母親が蒸発し、風俗で働きながらひとりで生きているあおい。

夜の工場をひとり見つめるけいた。

ふたりは幼い頃に両親の離婚によって離れ離れになった兄妹だった。

あおいを運ぶけいたの車が夜の川崎を走っていく。

孤独を抱えたふたりのやさしい夜のドライブがはじまる。"



私も脚本やあらすじを読んだ段階では、(お~、なるほど、面白い話だな~♪)ぐらいにしか思っていませんでした。なんなら鼻歌歌いながら帰るぐらいにはのんきだったかもしれません。

撮影が始まってから気づきました。


「あ、これ大変なやつやん。」


あらすじを読んでお気付きの方もいるかもしれませんが、車を使っての撮影が多いこと…

しかも、ほとんどが夜の撮影のため、油断すると光の反射で誰かが写ってしまい、知らない間にホラー映画に…

そこで……..



こうなりました。


「おい、誰か黒い服着てるやつ脱げー!!!」


私は内心どんなヤジだよと思いました。

そして、何人かのスタッフたちが凍える1月の深夜に犠牲となり、

上着を車にペタペタと貼り付けました。

ふぅ…

安心したのもつかの間、


「おい、誰か写りこんでるぞー!!!」


すみませんでした...これは私も写り込んでしまったことがあります。

今回の撮影では単に窓から見える景色だけではなくバックミラーやサイドミラーに写るシーンの撮影もあったため、油断するとサイドミラーに車外にいるスタッフが写ってしまったりしました。また、車内が狭いため乗れる人員が限られていました。

その結果…

監督自ら照明を持ったり…



他のスタッフも3列目から身を乗り出して運転席に照明を当てたり…



とにかく体力勝負になってきました。

時には3列目の後ろのトランク部分に2.3人乗ることもあり、中からは閉められずに、「誰か~閉めて~!」なんて事も。たまに中から「いてっ…」と聞こえたり。

フィジカルも強くなった撮影でした。


(池袋の風俗店の撮影の時にいたマックスちゃん)


文責:はまさき

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