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執筆者の写真早稲田大学 映像制作実習

『ゆらめき』班員の声

こんにちは。『ゆらめき』のブログ担当の工藤です。


今回は『ゆらめき』の班員何人かに、前回同様、作品の進捗状況や作品に対する想いなど、自由に語ってもらいます。今回も少し長めですが、是非最後までお付き合い下さい!



 

ではまず私から行きましょう。


改めまして、早稲田大学3年の工藤です。この授業では唯一の数学科です。

『ゆらめき』班では助監督をやらせてもらってます。助監督と言っても主に撮影時の時間管理ですね。


撮影の進捗はややキツめですね。余裕はなくなってきたといった感じでぼかしておきます。というのも1度撮って編集あるいは授業での講評をもらう段階で監督が納得いかない部分や追加で必要な部分が見つかってきて、より良い作品にするためにとことん付き合うといった良い意味で、完成に向けて班全体が追撮影も惜しまないといった状況です。


この作品は脚本のプレゼンの頃から古家監督の撮りたい構図やイメージで成り立っていたので、撮影が始まるとスムーズに撮れていく、と思っていた時期が私にもありました。しかし、古家監督が超感覚派なので、映像で表現しようとしていることをどう説明すればいいか分からない、といった感じによく撮影カメラマンとイメージの共有に手こずっていました。ただ、そういった超感覚派な監督だからこそ、揺れる少女の心が映像として描けるのだと思います。

 

では次に、その撮影カメラマンの鈴木さんに語ってもらいましょう。


撮影を担当している鈴木です。

ゆらめき班には10月頃から参加しました。

この二ヶ月間、脚本、監督、ロケ地の探り合いが続き、ようやくこの作品がわかり始めた気がします。まだまだですが。


実際に撮影が始まってみるととっても難しいです。脚本を読んでイメージしていたものがまるで撮れない時も多くあります。そんな時その場その場で一番いいショットを考えられたらいいのですが、夜の限られたライティングということもあるのか、なかなか難しいです。事前に明確なイメージを持ち脚本を読み込んでおかないとすぐに何もわからなくなってしまいます。恐ろしいです。


この作品ではいろんな光を撮影するのですが、ゆらめきの撮影における光について少し考えました。この映画では主人公が光を探し、夜の街を彷徨います。カメラを向けた時真っ暗闇では記録することはできません。いつでも登場人物を照らす光があります。主人公は光源に近くなればなるほど、光を受け、光の当たり方によって様々な表情を見せます。カメラは主人公が見つけ出したその光で撮影することになります。その時々、光によって照らされた主人公がどう見えるのかよく考える必要があります。いろんな光に照らされた主人公を適切に撮影するには脚本を読み、しっかりコントロールしなければいけないのかもしれません。


今までは一本の映画の中で、気持ちの変化のあるシーンそうでないシーンがあると思っていましたが、気持ちの変化はどのシーンどのカットにもありました。大事なのはそれが映画の柱になるのか、なれないのか、どんな役割を果たすのかでした。サイズ、ポジション選びも慎重に進めたいです。


前々から昼の光と夜の光の違いには興味がありました。この撮影を機に、撮影と光についてもっと知ることができたら嬉しいです。完成した作品を見て多くの人が自分に置き換えて考えてくれる、この作品を深読みしてくれるような映像が撮れたらなと思います。

まだまだ未熟でうまくいかないことばかりですが精一杯頑張ります。撮影、難しくて楽しいです。

 

最後に制作担当の小材さんにも語ってもらいましょう。


こんにちは🌞

早稲田大学3年、班で唯一の土田・是枝研究室に所属しております小材真生です!

「ゆらめき」班では主に制作全般を担当をしています。


撮影は、先月半ばから始まり間もなく終盤!と言いたいところですが、

再撮影…追撮影…??

先生方の講評を受けて何度も悩んで、ぶつかって、そんな中でも私たち「ゆらめき」班だからこその作品を創れるよう切磋琢磨しています。


思っていることを言葉にするのが苦手な監督の古家さん、

必死にそれを理解しようと常に奮闘している撮影の鈴木さん、

まるで心が無いサイコパスと最近では言われ始めている時間管理の鬼助監督の工藤くん、、、


今回は紹介し切れませんが、私たちの班員は個性豊かで一人一人が必要不可欠で、全員でお互いを支え合いながら映画の製作を行っています。

上映まではまだ1ヶ月以上あります。

まだまだこれからです💪

皆様のご来場をお待ちしております!



以上、『ゆらめき』班員からの声でした!

工藤

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